レインボー ブリッジ~虹の橋

天国のほんの少し手前に、「虹の橋」と呼ばれるところがあります。

この地上にいる誰かと愛し合っていた動物たちは、

亡くなるとその「虹の橋」へ行くのです。

そこには、草原や丘が広がっていて、動物たちはみんなで走ったり、

遊んだりできるのです。

たっぷりの食べ物と水、太陽の光に恵まれ、彼らは暖かく、

快適に過ごしているのです。

病気にかかっていたり、年老いていた動物たちも、

ここに来て元気と活力を取り戻し、

傷ついたり不自由な体になっていた動物たちも、

もとどおりの体を取り戻すのです。

まるで過ぎし日の夢のように。

動物たちはみんな幸せで満ちたりて暮らしていますが、

ひとつだけ不満があるのです。

それはそれぞれ自分にとって特別な誰かが、

あとに残してきてしまった誰かがここにいない寂しさを感じているのです。

動物たちは一緒に走り回って遊んでいます。

でもある日、そのうちの一匹が立ち止まり、遠くを見つめます。

その瞳はきらきらと輝き、体はうれしくて小刻みに震え始めます。

突然、その子はみんなから離れて、緑の草原を走り始めます。

早く、飛ぶように早く。

あなたを見つけたのです。あなたとあなたの特別な友達は、

再会の喜びに抱き合います。

もう二度と離れることはないのです。

幸せのキスがあなたの顔に降りそそぎ、

あなたの両手は愛する動物をふたたびやさしく撫でるのです。

そして、あなたは信頼にあふれたその瞳をもう一度のぞき込むのです。

あなたの人生から長い間失われていたけれど、

あなたのハートからは一日たりとも消えたことがなかったその瞳を。

それから、あなたたちは一緒に「虹の橋」を渡って行くのです。

                                  作者不詳  訳:武藤 悦子

ネイティブアメリカンの伝承に基くといわれている詩、
ペットと飼い主の魂の絆が、決して切れないことをうたった詩だそうです。
by nanaile | 2011-12-14 09:38 | 心に響いた詩 | Comments(0)